晴れて個人事業主になり、初の確定申告でマネーフォワードクラウド確定申告を使ったので、体験レビューをお伝えします。今回白色で申告しましたが、複式簿記を利用しているため、青色の方もほとんど同じやり方なので参考になるはずです。データ連携機能は情報流出の心配はないのかなど安全性についても言及します。
マネーフォワード クラウド 確定申告の詳細情報
項目 | 値 |
---|---|
無料体験版 | 無料体験期間あり(1ヶ月) |
タイプ | クラウド型 |
料金 | 980円/月~、9,600円/年~ (複数プランあり) |
ユーザ数 | 40万人以上(2015年8月、以降非公開) |
運営会社 | 株式会社マネーフォワード |
対応OS | Windows/Mac対応 |
サポート | メール/チャット/電話 |
スマホアプリ | あり |
会計以外の機能 | 請求書作成&送付(別料金)、給与計算(別料金)、マイナンバー管理(別料金) |
電子申告機能 | なし |
マネーフォワードクラウド確定申告とは?
マネーフォワード社が提供するクラウド型の個人事業主向けの会計サービスです。
クラウド型というのは、パソコンにインストールするアプリケーションではなく、インターネットブラウザがあれば使えるサービスです。
ちなみに、マネーフォワードは法人向けのサービスも出しており、それは「マネーフォワードクラウド会計」というサービスです。
マネーフォワードクラウド確定申告は無料でも使えますが、年に50件を超えるの仕訳をする場合は、月に1,280円(税抜)から使うことができます。
本当はクラウド型ではなくインストール型が理想だった
実は日々の経理情報などのをインターネット上のサービスに任せるのには不安がありました。
いくらセキュリティが万全と宣伝しているとはいえ、コインチェックなどの事件などもあり、ハッカーに不正に情報をとられてしまう可能性もあるのでは、と心配していました。
また、国税などの政府などに情報が渡りやすくなってしまうのも気持ち悪いです。銀行などは国税から個人の情報について問い合わせがあれば、普通に提供している話もあります。
なので、できるかぎりインストール型がいいなと考えていました。
そんななか、クラウド型のマネーフォワードクラウド確定申告を選んだ経緯をご説明します。
チャットサポートで疑問がすぐに解決する
ベーシックプランでは画面の右下に、チャットがあり質問するとほんの2〜3分で解答してもらえます。
登録前に電話で問合せした際には、あまり対応が良いと思えなかったのですが、このチャットについて言えばすごく対応が丁寧で回答も的確です。もしかしたら、登録前の問合せの部署とチャットのサポートの部署が全然違うのかもしれませんね。
ただ、このチャットサポートは平日10時半から17時までです。
それ以外の時間はAIが答えてくれます。このAI結構かしこくて、わりと解決できる確率が高いです。
心配していたレスポンスの遅さについて
クラウドサービスなので、確定申告直前の時期などは、ユーザーがみんな使うので遅くなるのでは?と心配していました。
ですが、私はわりと直前の3月9日〜3月12日にかけて主に利用しましたが、全く問題なくさくさく使えました。
マネーフォワード クラウド 確定申告の口コミ
良い口コミ(※運営者の独自アンケートにて作成)
マネーフォワードクラウド確定申告は本当におすすめ!私は個人事業主となって9年目を迎える者です。
フリーとして仕事をする以前は会社員でしたので経理や事務作業のことは、あまり詳しくありませんでした。システム開発エンジニアとして仕事をしていることから、クライアントの経理システム開発を行う上で多少の簿記の知識はありましたが、実際に自分の収支を管理するとなると全く違いました。
フリーランスにとっては、面倒な事務処理というのは、出来る限りなくしたいものです。
なぜなら、本来の仕事の他に事務作業に時間をとられては、キリがないからです。
そんな時に私が出会ったのは、mfクラウド確定申告です。
彼これ6年間お世話になっていますが、私のこれまでの収支が全てまとめられています。
これを使えば簿記の知識はいりません。
確定申告ならマネーフォワードクラウドが簡単で便利個人事業主は毎年2月になると確定申告の準備をすることになりますが、マネーフォワードクラウド確定申告で簡単に準備することができました。
こちらのソフトはあると便利な機能が沢山備わっていて、実際に使ってみると初心者にも使いやすいソフトだなと感じました。
使ってみてとにかく便利だと感じたのは、自分が使っている銀行と連携して自動取得できる点です。
会計ソフトに取引の詳細や数字を正しく入力していくのは大変ですが、連携しておけば数字がそのまま反映されるため入力の手間が省けます。
実際に確定申告の準備を進めていくうちに時短にも繋がりました。また、マネーフォワードクラウド確定申告では事前に事業者としての情報を登録しておくこともできました。
先に登録しておくと確定申告の資料を作成する時に情報が自動で反映するので、こちらも入力の手間が省けました。
メニューは複雑で少し見づらいかもしれませんが、使っていくうちに慣れていくのでおすすめです。
悪い口コミ(※運営者の独自アンケートにて作成)
使いやすい!でも料金改定には疑問符個人事業用に使っています。
経理に関しては知識が乏しかったのですが、ヘルプなども利用して、確定申告も思いの外苦戦せずに乗りきれました。会計ソフトは他に何種類か使ったことはありますが、実績を強調しているものは特に古くからの独自の操作性を捨てきれずに、不可解なまでに使いにくいものがあります。
その点このソフトは直感的にも使いやすく洗練されたインターフェースになっていて使いやすいと感じます。
フリープランは、以前は月間の件数の制限だったので結構使えたのですが、現行は年間50件までで、程々に有料プランに移行することになります。
ケチな使い方ができなくなったのが不満というよりも、敷居を下げてユーザーを集めておいて、料金体系を引き上げる戦略には、少し気味の悪さを感じます。
無料で高機能なのはメリットだが改悪で使いにくくなったMF確定申告を数年使い続けていました。クラウド系の会計ソフトで有料のサービスですが、無料枠でも機能が充実していて、かなり使いやすかったです。
よく使う仕分けを登録できるので、記入の手間がかかりません。また、文字を少し入力するだけで候補の科目が一覧表示されるため、それを選べばすぐに入力が終わります。
完成した書類は簡単に印刷できますし、確定申告に必要な書類がほぼ揃っています。過去のデータをクラウドに保存しておけるのも嬉しい配慮です。
しかし、2018年の途中から無料枠の条件が厳しくなり、使い勝手がすごく悪くなったんです。有料で使うことも検討しましたが、費用を節約するなら他の手段を利用するのが良いと思い、今は利用を止め、様子を見ている状態です。
まとめ
- 領収書・レシートの人力による入力サービスが使える
- CSVファイルでカードや銀行の取引を一括登録できる
- KyashとAPIで自動同期ができる
- 「簡単入力」で手入力も超速
- タグで仕訳を自由に分類できる
- 経費入力にかかる時間が4分の1になった
- レポート機能で経営状況を可視化できる
- 確定申告書類も流れに従うだけで簡単に作成できる
- マイナンバーを登録する必要がない
- チャットサポートで疑問がすぐに解決する
- 確定申告期でもサクサク動く
- 無料プランに戻してもデータは残るので確定申告時期だけの課金で済む
- ハッキングによる情報流出や政府による監視のリスクはゼロではない
- データ連携はサービスによってはID・パスワードを預ける必要がある
- スマホの画面に対応していない
- マネーフォワードクラウド経費などの他サービスとのサポートが縦割り
- 電話の問合せ対応があまりよくない
- 売上先ごとやタグごとの集計機能は無い
- 今後体系が勝手に変わるリスクがある
やはり、ハッキングによる流出や政府の監視のリスクが絶対にいやな人はマネーフォワードクラウド確定申告を使わないほうがいいです。インストール型の会計ソフトを買った方がいいです。操作性はよくないですが。
でも、やましい仕訳がない人や、最悪流出してもいいやと思えるくらいに最小限の情報の入力にとどめられる人には、非常に使いやすくてお勧めできるサービスだと思います。
そして、複式簿記のことなんて全く知らない!勉強もしたくない、という人はfreeeを使ったほうが簡単かもしれません。
逆に、ある程度複式簿記がわかっていて、柔軟に仕訳をしていきたい人にとっては、しっかりした会計システムであるマネーフォワードクラウド確定申告の方がおススメですね。